理学療法学科

昼間部 4年制
男女80名

卒業すると理学療法士の受験資格が
得られます。

身体機能の回復に大切なのは、運動療法、物理療法、
そして、キミの技術とやさしい思いやり。

理学療法士は、PT(Physical Therapist)とも呼ばれます。
病気やスポーツ障がい等の不慮の事故等で身体に障がいを持つことになってしまった人たちを対象に、検査や測定を行い、医師の指示にしたがって運動療法や電気刺激、マッサージ、温熱、その他の物理療法を加えることで、基本的な身体機能の回復を図ります。自由がきかなくなった自分の体に、ついつい弱気となる患者さま。そんな患者さまの心を受け止め、回復に向けてともに歩んでいこうという強い意志。子どもの、お年寄りの、若者の、あるいはスポーツ選手の、一日も早い社会復帰を果たすための懸命の努力に応えながら、患者さまの苦しみや喜びを、自らの心に重ねる。理学療法士の責任の重さに身を震わせる瞬間です。

理学療法学科の内容

基本動作能力の回復と維持を目的とする運動療法等の学内実習が豊富

1年次は、主に心理学や教育学等の基礎科目と解剖学、生理学、運動学等、人間の身体の仕組みや機能に関する医学の基礎学習。その後徐々に、運動療法、物理療法等の専門科目へと移っていきます。
本学科の特長は、基本動作能力(座る、立つ、歩く)の回復と維持を目的とする各種運動療法(歩行訓練や関節可動域訓練等)や、熱・光・水・電気等による物理療法等の学内実習が豊富な点です。また、3、4年次を中心に実施される臨床実習も充実しており、実際の現場での経験は、実社会に出てから大きな力となるはずです。卒業後は国家試験受験資格が得られます。また、文部科学省認定の「高度専門士」が付与されます。

理学療法士の役割

  • 自立への援助

    病気や怪我によって、日常生活に必要な運動機能を損なった人を対象に、その機能を回復させるための援助を行うのが理学療法士です。各種治療を行いながら、あわせて患者さま自身の「早く自立したい」「不便を減らしたい」という前向きな気持ちを引き出すことも大切な仕事です。

  • 理学療法の種類

    理学療法における治療方法は大きく分けて3つです。筋肉や関節を動かす練習から始まる運動療法。患部を温めたり冷やしたり、電気で刺激を与えたりする物理療法。立つ・座る・歩く・食事・排泄等の基本的動作を訓練する日常生活活動訓練。これらを組み合わせて、患者さまの自立を促します。

取得できる資格

  • 理学療法士国家試験受験資格

  • 高度専門士(称号)

主な就職先

総合病院/大学病院/一般病院/各種医療機関/老人保健施設/特別養護老人ホーム/肢体不自由児施設/地域保健センター/スポーツ関連施設 等

作業療法学科

昼間部 4年制
男女40名

卒業すると作業療法士の受験資格が
得られます。

日常生活に必要な機能を回復・向上させるために、
人間味豊かな心配りでリハビリテーションを応用。

作業療法士(OT:Occupational Therapist)は、身体障がい、精神障がい、発達障がい、老年期障がい等を持つ人を対象に、医師の指示のもとで、日常生活能力の向上・維持や低下予防を目的に治療を行うスペシャリストです。具体的には、機能の回復・維持・開発を促すための各種作業活動。たとえば、木工細工、編み物、貼り絵、陶芸、刺繍等の手工芸。絵画、茶道、生け花、写真等の芸術活動。遊びやレクリエーション活動、身体運動等多彩なプログラムです。そうした各種作業の実行によって、患者さまの自信や喜びを膨らませていくのです。
根気強さとやさしい思いやりで、患者さまの心を開いていく。徐々に自分らしさを取り戻していく姿に、作業療法士自身が感動を覚えます。

作業療法学科特設サイト

作業療法学科の内容

日常生活活動や身体機能の基礎回復を図る機能的作業の訓練など、様々な学内実習が豊富

1年次は、理学療法学科と同じく基礎科目と専門基礎科目を中心に、主に医学の知識を習得。その後、作業療法評価学や作業療法技術論等の専門科目へと移行します。特に学内実習の豊富さは本学科の特長で、たとえば、食べる、着るといった日常生活活動の訓練や、革細工・陶芸・木工等の作業を通して、身体機能の基礎回復を図る機能的作業訓練から、維持的作業療法や精神的作業療法の訓練まで、徹底的に行っています。また、3、4年次では、臨床実習として、数多くの実際の現場を経験することができます。もちろん、卒業後は国家試験受験資格が得られます。

作業療法士の役割

  • 自立への援助

    作業療法士も障がいを持つ人を対象に援助を行います。手足などを動かす基本動作の回復を目的とする理学療法に対し、手先を動かしたり、着替えをしたりという応用的な動作ができるように指導や援助を行う点が異なります。そのため、身体障がいだけでなく精神障がいの分野も対象になってきます。

  • 作業療法の種類

    実際の作業を通して機能回復をめざす作業療法には、身体運動活動、仕事・学習活動、手工芸の活動、生活活動、生活圏拡大のための活動の5つがあります。積み木や工作、編み物、ゲーム、書道、コンピュータ操作、料理、食事、散歩等、様々な活動が日常生活への第一歩となります。

取得できる資格

  • 作業療法士国家試験受験資格

  • 高度専門士(称号)

主な就職先

総合病院/大学病院/一般病院/心療内科・精神科病院/各種医療機関/老人保健施設/デイケアセンター/介護老人福祉施設/肢体不自由児施設/身障者福祉センター 等